No.0009

ユースに上がれなかった15歳が、
ミランの10番になった話

本田圭佑さん

今日は本田圭佑さんの話をさせてください。ACミランで10番を背負った、あの本田選手です。

エリート街道まっしぐらに見えますよね。違うんです。15歳のとき、一度、道を閉ざされています。

本田さん、ガンバ大阪のジュニアユースにいたんですが、その上のユースに昇格できませんでした。プロへの最短ルートから、外れたんです。15歳で、ですよ。

そこから選んだ進路が、石川の星稜高校でした。高校サッカーから、やり直す道です。

その星稜で、1年生のときに全国準優勝。3年生ではキャプテンとして、石川県勢初の選手権ベスト4。そこからプロになって、オランダ、ロシアと渡り歩いて、2014年、ACミランに入団します。

しかも、背番号10。ミランの10番って、サッカーの世界では特別も特別な番号です。入団会見で本田さんが言ったのは、この一言でした。

「夢が1つ叶いました」

小学校の卒業文集に「セリエAに入団して、10番で活躍します」と書いていた——と、イタリアの新聞が報じて話題になりました。少年の作文どおりの場所に、15歳で一度道を外れた人が立ったわけです。すごくないですか🔥

本田さんの言葉で、確かな記録に残っているものがあります。

「僕が求めているのは結局、成功ではなく“成長”なのだと思う」

そしてもうひとつ。2021年に母校の星稜高校を訪れたとき、後輩たちにこう語っています。

「成功や活躍の仕方は人によって違う」「選ばれた人は頑張って。選ばれなかった人は、選ばれた人を応援してあげて」

「選ばれなかった15歳」だった人の言葉だと思うと、重みが違いますよね。選ばれなかったことと、終わることは、別なんです。ルートがひとつ閉じただけで、ゴールはまだ閉じていない😅

あなたにも、選ばれなかった経験、ありますよね。受験でも、仕事でも、コンペでも。……その悔しさ、まだ燃料に使えるとしたら、何に使ってみませんか?